厚塗りチャレンジ!イラストの厚塗りのやり方やコツについて
こんにちは!イラストレーターのkiuiです!
イラストでアニメ塗り以外でよく聞く塗り方の1つが厚塗りです。
アニメ塗りであれば、ラフ→線画→色塗りといった流れが基本かと思いますが、厚塗りはどういった手順で描かれているか気になりますよね。
主にペンツールじゃなくて筆で塗ればいいのか?といったところも気になります。
そこで、今回は厚塗りのやり方やコツについてお伝えしていきたいと思います!
基本的な厚塗りの手順
イラストの厚塗りでの手順ですが、最初はアタリ〜ラフの時点では流れが共通しています。
ここでアニメ塗りなら、ラフから線画へ移りますが……
厚塗りは【ラフ→色塗り】といった手順になります。
線画よりも少し緩い感じで、筆ツールなどでおおよそ線を整えていきます。
そして次は色塗りになります。色も筆ツールを使用し、極力影や色の違う部分を混ぜていく塗り方をします。
色塗りレイヤー1つで塗っていきますが、必要であれば新しいレイヤーで乗算などを使い、色を重ねて色を混ぜるように塗ります。
塗りが完了したら最後に仕上げでまた筆で線などを整えていきます。
これで完成となります。
基本的な手順としては
アタリ→ラフ→色塗り→線を整える
といった手順になります。
中には線画を先で、最後に厚塗りといった方も見えますが、基本といえば上記の流れになります。
線画をぼかして厚塗り風にする方法
アニメ塗りに慣れていると、いざ厚塗り!といった時に手順が違うので、少し混乱をしてしまうのでは?といった心配が出てくると思いますが大丈夫です!
実は線画から厚塗り風線画に出来ちゃう小技があります。
その方法とは
ラフ→線画→色をバケツで塗る→塗った後に線画をぼかす
といった方法です。
この方法であるなら、「筆ラフが少しぼやけてて完成するのが怖い…」といった方でも余り崩れずイラストを完成させることが出来ます!
こちらのイラストの線も、線画をぼかしてから色塗り、そしてまた線画調整といった手順でやっています。↓
線画レイヤーと厚塗りレイヤーを分けて作成しているので、線画が迷子といったこともなくなります!
ぼかすコツとしては、線全体をぼかすのではなく、影が付く位置に少しぼかし筆でごしごしするだけでOKです!
線画の色は黒に近い赤色であれば、肌の影としての役割も補えるのでおすすめです!
これで、線画ありきの厚塗りの完成です。
色塗りした後は同じくまた線画を整えていきましょう!
厚塗りの筆について
厚塗りと言えば筆ツールですが、筆にも様々な筆がありますので迷うところです。
最初はノーマル筆で描いてみるのも良いですし、クリスタであるなら厚塗り筆素材をダウンロードなどする方法もあります。
まずは色んな筆を試して自分の筆圧や手癖を把握していけば自分に合ったオリジナルの筆を使っていくのがベスト筆になると思いますが、素材等の筆で十分といった絵描きさんも見えますし、最初は筆ツールで真似をしてみるといったことでも使えるかと思います。
以下、クリスタの筆ツールのおすすめについてお伝えしますね。
主線も水彩も厚塗りも一本でやる怠けものブラシ
こちら色んな質感に化ける筆で細くなれば線画に、筆を太くすればぼかせるので厚塗りが出来るといった万能筆になります。1本で挑戦したい!といった方におすすめです。
塗りセット
こちら厚塗り研究するには持ってこいな厚塗りセットとなります。厚塗り絵描きはどんな筆で描いているか?といった基礎を教えてくれる質感なので厚塗り始めたい方におすすめセットになります!
透明感マーカー
透明感が出るほどに色の混ざり具合がとにかく抜群な筆素材です!混ざる度合いが4種類の筆で分かれているので、どの混ざり具合がベストか選べる部分もおすすめポイントです!
まとめ
厚塗りの手順から別手順、そしておすすめの筆をお伝えしました。
厚塗りはこうすれば正解!といった手順はありませんが、自分の描きやすい筆やタッチなどを把握するには持ってこいな塗り方となります。
アニメ塗りが上手くいかない…といった絵描きさんで、厚塗りに移行したら上達した!といった方も見られます。
まずは初めてみて、自分に合った塗りや手順を探してみるのも良いと思います。
厚塗りチャレンジ!是非お試し下さい!