グリザイユ+厚塗りメイキング!色塗りのやり方や組み合わせ効果とは?
こんにちは!イラストレーターのKIUIです!
今回は色塗りで結構気になる方も多いかと思います「厚塗り」と「グリザイユ画法」を使ったKIUIのイラストメイキングをお伝えしていこうと思います。
厚塗りとグリザイユ画法は別物の塗り方となりますが、実は組み合わせて色を塗ることも可能です。
この2つを組み合わせれば最強では?!と考えるかと思いますが、実は厚塗りのみをした時とグリザイユ画法のみした時とさほど差がなかったり、グリザイユ画法は補佐的な意味合いで使った方が整えたりします。
厚塗り、グリザイユを使えるようになれば、またいつもと違った塗り方を堪能できますので、今回は画力向上と言うよりは、色塗りの楽しみ方についてお伝えしていこうと思います。
厚塗り+グリザイユメイキング
KIUIのこの2つを組み合わせのやり方についてですが
グリザイユ=影や下絵の役割
厚塗り=グリザイユで使ったオーバーレイの色を整える
上記のように使っています。
どういうことかというと
グリザイユ
↓
線画
↓
着色+オーバーレイ
厚塗り
↓
オーバーレイやスクリーン、加算などで光と影の調整追加+α
↓
仕上げに全体の色を調整して完成
タイムプラス⬇︎
上記のようになります。
下絵にグリザイユ画法をまず描いていきます。(オーバーレイをかけるところまでグリザイユ)
グリザイユで下絵を描いた次に線画を描き、グリザイユレイヤーを一旦非表示にしてから線画の線を頼りにバケツで色を塗り、グリザイユレイヤーを再び表示させた後グリザイユならではのオーバーレイをかけていってます⬇︎
このままでは、まだ色がいまいち情報量が足りない気がしたり、オーバーレイばりばりのグリザイユっぽさも出てしまいます。
そこで色を調整する為に厚塗りをしていきます。
特に髪の色、肌の色などをスポイトなどを使って塗っていきます。
最後に色合いの仕上げ調整して完成です。
グリザイユ→厚塗りでグリザイユ卒業も出来るかも!
グリザイユと厚塗りの組み合わせだからこんな感じの色になるのかといったことは実はありません。
厚塗り一本でも、実は同じ具合に描くことは可能です。グリザイユ画法は悪魔で影の補佐役としてブーストといった位置で描くと安定しやすいのではないかと思います。
ですので、上記の方法はグリザイユと厚塗りが好き・楽しい方向けではあります。
あとやたら時間がかかってしまうので、色塗りが好きでないと少ししんどいかもです(^_^;)
時短であるならグリザイユか厚塗り一本で描いた方が良い場合もあります。
ちなみに今回のお伝えした色塗りと同じ方法で塗っている絵のレイヤー数はこちら↓
(一本じゃない上にレイヤー名変えてないのかよ!ってツッコミきそうですがわたくしずぼらすぎ)
グリザイユに慣れたなら色彩感覚もそれなりに慣れていくかと思いますので、そのタイミングで厚塗りに挑戦した方が意外とすんなり厚塗り出来たりします。
色塗りのステップとしては
ある程度バランスよくラフ〜線画を描ける→アニメ塗り→ブラシ塗り→グリザイユ→厚塗り→色んな塗りを組み合わせてみる
以下、以前描いた色塗り別ブログ記事を載せておきますね!
KIUIは上記のステップを踏んで色塗りをしています。
順番はどこからでも入っても問題ないかと思いますが、上記のステップを踏むと色んな組み合わせの塗り方が出来るので、もしかしたら自分独自の塗りが発見出来るかもしれませんね!
今後pixivFANBOXにてPSDファイルなど提供できていければと思いますので、ご興味ある方は是非よろしくお願いします。
二次元コード⬇︎
まとめ
今回はグリザイユ画法と厚塗りを使ったメイキングをお伝えしました。
グリザイユと厚塗り以外にも、アニメ塗り+ブラシ塗りの組み合わせもあったりと、塗りによって好き嫌いがあるかと思いますので、自分がしっくりくる塗り方がやはり一番ではないかなと思います。
グリザイユ画法を習得した後、グリザイユに慣れてきて画力向上に伸び悩んだら、次に厚塗りといったステップを踏んでみるとすんなりいけたりするかもしれません。
色塗りは様々なやり方がありますので、自分に合った色塗りを探していくと良いかもしれません!
それでは、今回はこれにて!皆様のより良いお絵描きライフを心よりお祈りしております。