こんにちは、KIUIです。
今日はフリーランスにとって避けて通れない「インボイス制度」について、2025年版の対応策をわかりやすくまとめます。
「インボイス登録しなきゃ取引できないの?」
「結局いつまで特例があるの?」
「電子帳簿保存法やフリーランス新法って何?」
そんな疑問をスッキリ解消できる内容です。
1. インボイス制度、2025年の大きなポイント
まずはここを押さえておきましょう。
2割特例は2026年9月まで
消費税の納税額を売上税額の20%に抑えられる特例。あと1年半ほどで終了します。免税事業者との取引は控除が段階的縮小
2026年9月までは80%控除OK、2029年9月までは50%控除OK。それ以降は控除不可。1万円未満の少額特例
レシート集めが大変?そんなときは帳簿だけで控除できる「少額特例」が便利です。
2. フリーランスがやりがちな落とし穴
実際に相談を受けると、こんなパターンが多いです。
「登録したけどやっぱりやめたい」問題
取り消しは「翌課税期間の初日から15日前」までに届出が必要。しかも場合によっては「2年は納税義務が続く」ので要注意。「請求書に登録番号書き忘れた」問題
インボイスには必須の6項目があります。取引先の登録番号も国税庁のサイトで検索できます。「電子保存どうすればいい?」問題
2024年からメール添付のPDFやクラウドの請求書は電子で保存が義務になりました。まだ紙に出力して保存してるなら見直し必須です。
3. 2025年の新しい動き
フリーランス新法(2024年11月施行)
報酬の支払いは原則60日以内
契約条件の明示が義務化
ハラスメント防止
「翌々月末払い」が当たり前になっている人は契約書の見直しをおすすめします。
電子インボイス(JP PINT)
2025年はさらに普及が進んでいます。将来的にはPeppol対応のやり取りが標準になる見込み。今のうちから会計ソフトやクラウド請求書サービスを調べておきましょう。
4. 課税方式の選び方
2割特例:期限までにフル活用
簡易課税:売上5,000万円以下なら検討。業種別のみなし仕入率で簡単計算
本則課税:経費が多いなら有利。ただし経理負担は大きめ
👉 自分の売上規模と経費率を計算して「どれが有利か」を試算するのがポイントです。
5. 今すぐできるチェックリスト
請求書テンプレはインボイス6要件に対応している?
取引先の登録番号を国税庁サイトで確認した?
少額特例(1万円未満)は活用している?
2割特例終了後のシミュレーションをしてみた?
電子帳簿保存法に沿った保存ルールを整備した?
契約書の支払い条件は60日以内になっている?
まとめ
インボイス制度は「登録する・しない」だけの話ではなく、請求書の作り方、経理の仕組み、契約条件まで広く関わる制度です。
2025年は特例がまだ使える時期ですが、終了までのカウントダウンが始まっています。
「来年慌てないために」今から少しずつ仕組みを整えておきましょう。