フリーランスと会社員は何が違うのか?それぞれのメリットとデメリットとは


きうい
きうい
こんにちは!イラストレーターのKIUIです!

今回はフリーランスと会社員って何が違うの?といったことについてお伝えしていこうと思います。

現在(2021年)大手会社でも「終身雇用が難しい」と言われる時代になり、老後2000万円問題(ギャー言わないでー!)のこともあり、今後のことも踏まえて収入に不安を持ち、副業を考えている人、もしくはフリーランスみたいな働き方ってどうだろう?と考えている人も多くみえるようになったのではないでしょうか。

今回はフリーランスや副業、会社員での働き方の違いについて、中小企業の元組合執行役員だったKIUIがお伝えしていこうと思います!

ねこ
ねこ
え、お前元会社員だったのか!

フリーランスと会社員の違いとは?

最近、クラウドソーシングサイトの活躍によりフリーランスという働き方が増えましたね。

フリーランスは今まで、何もツテがない場合は直接営業に行っていたので、この業界では仕事を貰うのも食べていくのも厳しいといったことで、会社員という雇用され守られた働き方が一般の中では主流でした。

ただ、2021年現在、会社は終身雇用は難しいかも…といった問題を抱えており、会社側は易々と会社員を解雇出来ない上、年功序列で自動的に昇格といったやり方を取っていた為に起こった働く社員と働かない社員の是正が出来ない。そして少子高齢化による人員不足といった問題が起こっています。

時代は常に変化をしているので、その点も踏まえてメリットやデメリットをお伝えしていこうと思います。







フリーランスの働き方

それではフリーランスの働き方からメリット・デメリットを見ていきましょう。

メリット

  • 自由な時間・場所で仕事が出来る
  • やる仕事を選べる
  • 自分の実力を試せる
  • 人間関係のストレスが余り無い
  • 事業形態を選べる
  • 青色申告などで節税出来る

といったメリットがあります。

比較的自由な形で事業が出来るといったことが魅力ではないかと思います。

事業形態を選べるというのは、例えばtoC(対個人)なのか、toB(対企業)なのか、それともどちらの仕事も受注したいといった時は自分の好きに選べるし、発注側にもまわれたり、その発注費を経費に回せたりと色んな方法で事業が出来るのも魅力の1つです。

後は青色申告といった節税が出来る事が最大の魅力では無いかと思います。

他にも事業に関係あることなら経費に落とせるので、好きな事が仕事の場合は最強の節税になり得るのではないかと思います。

デメリット

  • スケジュール管理がシビアになる
  • 仕事が無いと収入も無い
  • 成果が出せないと続けて発注されない
  • コミュニケーションが減り孤独
  • カードや銀行・物件関係での審査が通り辛い
  • 営業・経理・事務作業も自分でやらなければならない

といったことがあるかと思います。

「え、自由に時間が取れるから時間に余裕が出来るんじゃないの?!」と思われるかもしれませんが、フリーランスの働き方は「仕事を取らなければ収入もない」といった状態になります。つまり、

会社員だった時に決まっていた時間や管理が自由になる=全部自分でやらなければいけない状態となります。

起きる時間や仕事をする時間、体調管理までも自分で気を付けてないと収入が無くなるといった事がシビアになるのではないかと思います。

会社では時間が決まっていることも、全て自分でやらなければならなくなるので、「この日に終わらせる」「この時間はこの仕事をやる」といったスケジュール管理が必要になっていきます。

体調面にも注意が必要なので、規則正しい生活が必要になっていきます。病気になっても仕事をしないと収入はありません。

他にも営業・経理・事務関係も自分でやらなければなりません。外注するにも結構な費用になるのが事務作業ではないかと思います。

会社員の働き方

続いて会社員の働き方についてメリットとデメリットを見ていきましょう。

メリット

  • 給料が一定で安定的
  • 社内で周囲と協力し合える
  • 福利厚生などの特典がある
  • スキルアップの仕事を貰える
  • 有給制度有り・退職金等が出る

やはり会社員の一番のメリットとしては、安定的に給料が支払われる部分かと思います。

いくら風邪で休んだとしても有給を使えば給料が減るといったことがない上、退職金など様々な特典もついて来ます。

福利厚生で旅行費が安くなったり、社会保険など社員に対して親のように手当てしてもらえる制度があるのも魅力的です。

スキルアップで任せられる仕事を受けられるのも、やはり会社員ならではで、フリーランスでは「既にスキルを持っているもの」に対しては報酬が発生するも、スキルがないものに対しては報酬が発生しません。会社員では、できるようになるまで教え、その間にも給与が支払われます。

ただ、やはり会社としては働いている従業員にお金を使いたいと思う為、どうしてもまだまだ男性優位な給与体制かとは思います。男性にも育休制度を設けたりと、その点も改善出来れば更に会社へのメリットは増すのではないかと思います。

デメリット

続いて会社員のデメリットについてお伝えしていきます。

  • 時間が決められ、その間は仕事するしかない
  • 仕事を自由に選べない
  • 上司部下問題等人間関係のストレスがある
  • 周囲の目を気にしてしまう
  • 節税が出来ない

上記が主に感じるデメリットではないかなと思います。

毎日決められた時間に決められた事をこなすのは結構労力が必要です。少なからず、3年に1度は変化がなければ「この会社にこのまま一生勤めて、一生この生活で終わるのか…」と不安が過ぎることも少なくないと思います…。

あとは節税が出来ない点もデメリットではあります。今の時代は「貯蓄と節税と投資ができなければ金銭的自由は持てない」と言われる時代になりました。

上記が主なデメリットであるかなと思います。




結局どちらが良い働き方なの?

どちらが有利というのも難しいですが、人により向き不向きがあるのも事実です。

収入もそこそこ、今現在の働き方で不満や問題がないのであれば、今までの仕事で進んでいっても心が平穏であれば幸せであるかと思います。

問題は「このままでいいのか?」といった疑問や「鬱になるのではないか」といったj不安が募りに募っている心の状態です。潰れてしまっては働き方以前の問題で、元も子もありません。

きうい
きうい

ここからKIU Iが会社辞めた理由の一つの話になりますので、興味無ければスルーしてね!
KIUIが会社で組合役員をやっていた頃の話になります。(※労働組合とは簡単に言えば、会社側がブラックにならない様、従業員がこれだけ頑張ってるんだからワークライフバランスを考えてくれ!と会社側へ提案する団体です)

当時組合で男女比の賃金カーブを見直そうといった議論がありました。
「そんな議論するまで差が出てるの?」と当時は疑いました。

しかし、そこで見た現実は、自分の会社だけではなくこの業界の労組周辺を見ても女性の場合、20代半ばより給与がほとんど上がらない状態だったのです。
逆に男性の給与はどんどん上がっていくといった形で、女性は老いていくごとにほとんど下回る状態の賃金カーブだったのです。
予想を遥かに下回る賃金カーブでした。
これを見て「この会社に一生勤めてて大丈夫か…?」といった疑問が浮かんでしまったのです。

恐らくこれは、2015〜2018年頃に女性組合役員をやったことある方なら直面している問題ではないかと思います。
国からの要請、大手企業からの要請もあり、男女比の賃金カーブがある日組合の間で明るみに公開されていました。(もちろん他の社員にはこのことを伝えると炎上してしまうので、機密にした組合役員と会社は多いと思います。)

女性問題だけでなく、男性社員はプレッシャーに晒されたり策略に陥ったり、上司と部下の剃りが合わず鬱状態に陥るリスクもあり大変かと思いますが…。

他、KIUIの元いた会社は色々と考えが古く、今は利益があるにしても果して今後、私が60代になってもこの会社は生き残ってくれているか?といった面で不安でした。

「会社の考えが古ければ古い分、新しい時代についていくのは厳しいのではないか?今後、この会社は本当に成長していけるのか?もし、IT企業が進化して、会社の商品に価値がなくなったとしたら、会社は倒産してしまうのではないか?」といった考えまで過ぎりましたが、上の方々も危機感に気付いていない様子で、これは変わるのは至難の技だと思い退職しました。

「え、退職するまで!?」と思われるかもしれませんが、歴史が好きだった分、経済戦略において変わらない組織は廃れていくといった認識があったのかもしれません。(下の子が上の子の失敗を見て、下の子が「これはやめておこう」となる感覚です)(危機感を察知する能力が高い企業では、危機を感じて社員へ展開し、働き方を改善していってます。大手企業に多いです。)

上記はKIUIの話を元にした例ですが、他にも会社にいたとしても対してメリットがないと感じている方などは転職や副業、フリーランスといった働き方を試してみるのも良いと思います。

最初からフリーランスは厳しいといったことであれば、副業から徐々にスキルを伸ばし、ある程度の貯蓄と、副業で月5万稼げるようになったら独立する!など目標を立ててみると良いと思います。

逆に今のままでは収入が危ない、フリーランスの働き方は向いていないとなれば転職するのも良いと思います。

生き方は人それぞれですので、悩まれている方は参考までにかじって頂けると幸いです。

まとめ

今回会社員とフリーランスの違いについてお伝えしていきました。

結構シビアな内容になったかと思いますが、どっちが優れているかなどは一概に言えないといったことが伝われば幸いです。

人間どうしても、自分と違う人や考えが分からない人に対してはバカにしがちになったり、頭が悪いと感じてしまうものです。それは自分と波長が合わないために生じるズレがあるだけだったりします。

といっても、難しい問題ですので、会社員の安定した収入に安心感や魅力を感じるのか、フリーランスの自分の考えで収入が得られる事に魅力を感じるのか、人それぞれの道を進めていけば良いと思います。

今後もイラストだけではなく、イラストレーターにも少なからず関係する考え方やノウハウをお伝えしていこうと思います。

それでは、みなさまがより良い生活をおくれます様心よりお祈りしております!